6月3日稽古日誌

 

東京公演前の最後の稽古です。

 

東京公演本番が来週なものですから、是非とも全体を通しての稽古は必須。音楽も照明さんも立ち会っての通しの確認が必要です。

 

だけど、

うちの劇団の役者は皆本職を別に持つ学生、社会人の集まりなんです。生活基盤となる本職はおろそかに出来るものではありませんからこの日も抜き差しならない事情の役者もいて、それでも何とか都合をつけて夜7時近くからの通し稽古になりました。

 

 

 この日はなんと仙台公演を観てくださった方が衣装を提供してくださりこの日はじめてその衣装をあわせてでの稽古です。どういうことかというと仙台公演を観て「アイヌの方々の衣装が立派なのだから、仙台藩側の衣装もそれに見合う衣装にして欲しい。仙台平※を用意出来るから使って欲しい」とのありがたくも恐れ多い申し出があったのです。この衣装、歴史資料館にでも置いておくものではないのかなと心配になってしまうほどです。でも、衣装がびしっと決まると役者も気合が違うように見えましたし、見た目正直引き締まって見えました。

 

 さて、いよいよ東京公演です。チケット販売中!

役者達は健康管理には十二分に注意していただくとして、わたくし含めスタッフも気を引き締めて挑んでいこうと思います。

 

ステージマネージャー 千坂知晃

 

 

※仙台平(せんだいひら)は、日本の宮城県仙台市で作られる絹織物。重要無形文化財。