4月29日、30日稽古日誌

夏も近づく八十八夜……の季節になりました。巷ではいよいよゴールデンウィークに入りましたが、あと1ケ月と少しで東京公演を迎える私たちは連休関係なく通常通り稽古です。むしろ連休を利用して普段はできない2日連続稽古をしました。

 

両日ともまずはストレッチ体操と発声練習で準備を整え、その後、一幕一場から順番に立ち稽古。立ち稽古では、演出の下館先生と両國さん指導の下、ところどころ演技の表現の見直しがなされました。

 

芝居としては仙台公演で一応の完成を見たのですが、もちろんまだまだ改善の余地はあります。我々は進化し続けなければなりません。わざわざ足を運んでくださるお客様のため、そして我々自身のために。

 

特に東京公演では舞台の形状が変わります。仙台公演では張り出し舞台(いわゆるエプロンステージと言われる形状)にこだわって上演しましたが、次は額縁舞台となります。

 

張り出し舞台では、ステージの三方(前・右・左)から観られる演技をしますが、額縁舞台では、一般の演劇上演のように(あるいは映画館のように)前方の客席から一方向だけで観られる演技になります。

 

つまり、ステージ上で立つ位置、体や顔の向きなどを額縁舞台仕様に変えることになるのです。仙台公演をご覧いただいた皆様にも、東京公演はまた違った芝居として楽しんでいただけると思いますので、ぜひ東京は武蔵野の会場まで足を運んでいただければと思います。

 

ちなみに、会場となる国際基督教大学は眞子さま佳子さまが通われていた大学として有名です(佳子さまは現在留学中)。お二人がどのような環境で大学生活を過ごされたのか、その素晴らしい緑あふれるキャンパスを体験いただける絶好の機会にもなりますので、ぜひぜひ観に来てください。

 

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白河華士郎(原作ではキャシオ)役 ササキけんじ