7月16日稽古日誌

遅くなって申し訳ありません。毎回恒例の稽古日誌、今回は最近友達や下館先生に「ジジくさい」、「おばあちゃんみたい」と評価された藤井が担当いたします(笑)反論しようと精神年齢鑑定をしたところ72歳という驚異の数字が叩き出されました…。内臓年齢は実年齢より5歳下になのに(泣)すいません。脱線しました。オセロプロダクションでは空椿湖呂(くうちんころ)と明宣次郎(めいせんじろう)の役を演じさせていただきます。

7月16日の稽古内容は以下の通りです。

場所、宮城県図書館 2F ホール養賢堂

『ワークショップ』

・ボールを使った挨拶(サッカーボールは蹴って、野球ボールは投げて、テニスボールは手で弾いて渡す)

・1から50(断念)

・1から20

・後ろの気配

・伝統と継承

・発声練習

・素読み(セリフを感情を込めずに読み上げる)

 

『感想』

この日、最初のワークショップは笹氣さん指導で行われました。ボールを使った挨拶や1から50など今までとは違った挑戦的なワークショップで新鮮な気持ちで取り組むことが出来ました。後半は両國さん主導の元、素読(すよみ)というものを行いました。感情を込めずにセリフを棒読みで読み上げるというものでした。両國さん曰く「感情をあえて込めないことでストレスを感じてもらい、そのストレスを利用してセリフの感情の込め方に新しい活路を見出すこと」が目的だそうです。この素読は私個人もかなりやりにくさを感じました。他の団員からも辛い、退屈、眠いとの声があってとても難しいワークショップ一つのように感じました。両國さんは学生時代にこのワークショップを3週間も行ったというので、その時感じたストレスたるや、我々の想像を遥かに超えるものであったと思われます。興味深いと思ったのは棒読みでも役者によって個性が現れていたことです。特に愛さんの読み方は感情が込められてないのに聞く人を落ち着かせる、不思議な力を持った声の出し方をされてました。間の使い方なのでしょうか?それとも本人に備わっている雰囲気なのか。何れにしてもとても参考になりました。

終盤は訛り言葉を本格的に混ぜての読み合わせでした。「き」は「つぃ」、「に」は「ぬぃ」など聞き慣れない読み方には多くのメンバーが悪戦苦闘されてました。この時に固有名詞は訛らずに読むべきでは?というご指摘をいただきました。「華士郎」は「かすぃろう」ではなく「かしろう」で読む、と言ったものです。私個人としては「かすぃろう」の方が自然な感じがすると思いましたが皆さんはどう感じますでしょうか。

さて、オセロプロダクションも公演日が刻一刻と近づいていよいよ稽古も佳境に差し掛かってまいりました。私もメンバーの一員として粉骨砕身、尽力していく所存です。未だ至らぬ身ではありますが今後ともよろしくお願いします!!

藤井 優